『三種の蝦夷の正体と源平藤橘の真実 落合・吉薗秘史7』
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落合・吉薗秘史刊行会 2019【発送料込】
ヒノモトの本質を知るには太古の昔、すなわち欠史八代から遡るプレ神武時代から説き起こされねばならない。
まず欠史八代の時代に、特に選抜された縄文人が羅津に送られて騎馬術の猛烈な特訓を受けたことから、ヒノモトが始まるという。特訓の目的は、いうまでもなく國體守護の参謀・奉公衆の養成である。
ヒノモトとは、羅津で文武の訓練を受けたこれら國體参謀・奉公衆を指すらしく、その名の由来は、おそらく太陽の昇る方角である。「陽の基」は、日本列島では太平洋であるが、羅津から見れば太陽の出る方向に日本がある。日本が日本列島を「ヒノモト」と呼ぶことはあるまい。
縄文人を羅津で訓練する計画を立てた者はウバイドである。メソポタミアを出て東遷したウバイドは縄文末期に日本列島に渡来して縄文人と遭遇し、その温和な性格と優秀な能力を高く評価したが、同時に一つの重大な懸念を生じた。